ちぎり【契り】
1 ちぎること。約束。誓い。「師弟の—」 2 男女が情交すること。「一夜の—」 3 前世から定められた宿縁。因縁。「二世(にせ)の—」
ちぎり【扛秤/杠秤】
《「ちきり」とも》 1 竿秤(さおばかり)の一。竿の上のひもに棒を通し、二人で担って量るもの。1貫目(3.75キロ)以上の重いものを量る。 2 繭や卵・貨幣などの重さを量る小さな秤のこと。
ち‐ぎり【乳切り】
1 「乳切り木」の略。 2 人の乳の高さほどに切ること。また、その長さ。「刀の長さはつか共に—なるがよし」〈役者論語・耳塵集〉
ちぎり‐え【千切り絵】
手でちぎった色紙を台紙に貼ってつくる絵。また、そのような技法。→貼り絵
ちぎり‐き【乳切り木/千切り木】
両端を太く、中央をやや細く削った棒。物を担うほか、護身用にも用いた。棒ちぎり。ちぎり。 [補説]狂言の曲名別項。→千切木
ちぎりき【千切木】
狂言。連歌の集まりをじゃましてたたき出された太郎が、女房に励まされて一同の家々へ仕返しに行き、相手が居留守を使うととたんにいばる。
ちぎり‐パン【千切りパン】
手で千切りやすいようくびれが入った、棒状または平板状のパン。
契(ちぎ)りを交(か)わ・す
互いに約束する。特に、男女が夫婦になることを約束する。「固く—・した仲」
契(ちぎ)りを籠(こ)・む
夫婦の交わりを結ぶ。「浦人に—・め、この男子(をのこ)をまうけしゆゑ」〈浄・国性爺〉
契(ちぎ)りを結(むす)・ぶ
互いに約束する。特に、夫婦の約束をする。