つい‐のう【追納】
[名](スル)追加して納めること。あとから不足額を納めること。「寄付金を—する」
つい‐の‐けぶり【終の煙】
火葬の煙。また、死んで火葬に付されること。「いかにせん—の末ならで立ちのぼるべき道もなき身を」〈続拾遺・雑下〉
つい‐の‐こと【終の事】
結局はそうなること。「—と思ひしかど、世の常なきにつけても、いかになり果つべきにかと嘆き給ふを」〈源・明石〉
つい‐の‐すみか【終の住み処/終の栖/終の棲家】
最後に安住する所。これから死ぬまで住むべき所。「これがまあ—か雪五尺」〈七番日記〉 [補説]書名別項。→終の住処
ついのすみか【終の住処】
磯崎憲一郎の短編小説。平成21年(2009)発表。同年、第141回芥川賞受賞。
つい‐の‐みち【終の道】
人が最後に通る道。死出(しで)の道。「—きのふは過ぎぬ今日も又よもと思ふぞはかなかりける」〈続古今・哀傷〉
つい‐の‐わかれ【終の別れ】
最後の別れ。死別。「世の事として、—をのがれぬわざなめれど」〈源・椎本〉