せつ【拙】
[常用漢字] [音]セツ(漢) [訓]つたない まずい 1 つたない。まずいこと。「拙攻・拙守・拙速・拙劣/古拙・巧拙・稚拙」 2 自分や自分に関することを謙遜していう語。「拙稿・拙者・拙宅」
いやし・い【卑しい/賤しい】
[形][文]いや・し[シク] 1 身分・社会的地位が低い。「—・い身」 2 品位に欠けている。下品だ。「—・い言葉遣い」「根性が—・い」 3 貧しい。みすぼらしい。「服装が—・い」 4 飲食物や...
ろう‐せつ【陋拙】
[名・形動]いやしくつたないこと。下品で劣っていること。また、そのさま。拙陋。
こ‐せつ【古拙】
[名・形動]古風で技巧的にはつたないが、素朴で捨てがたい味わいのあること。また、そのさま。「—な民芸品」 [派生]こせつさ[名]
せつ【拙】
[名・形動]じょうずでないこと。つたないこと。また、そのさま。⇔巧。「主人は寧ろ—な部類に属すると云ってよろしい」〈漱石・吾輩は猫である〉 [代]一人称の人代名詞。男性が自分自身をへりくだっ...
こう‐せつ【巧拙】
たくみなことと、つたないこと。じょうずとへた。「作品の—を問わない」
せっ‐さく【拙策】
1 つたない策略。まずい計画。 2 自分の立てた計画や策をへりくだっていう語。
せつ‐ぎ【拙技】
1 つたない技術や演技。 2 自分の技芸をへりくだっていう語。
せっ‐ちょ【拙著】
つたない著作。自分の著作をへりくだっていう語。
まつ‐ぎ【末技】
1 重要でない枝葉末節のわざ。末梢(まっしょう)的な技芸。 2 未熟なわざ。つたないわざ。