つづみ‐も【鼓藻】
ツヅミモ属の緑藻。淡水性。単細胞で、中央がくびれた鼓形をしている。くびれた部分が切れてふえ、また2個体が接合子をつくってふえる。
つづ・む【約む】
[動マ下二]「つづめる」の文語形。
つづ・める【約める】
[動マ下一][文]つづ・む[マ下二] 1 短くする。ちぢめる。「着物のたけを—・める」 2 簡単にまとめる。要約する。「—・めて言えば」 3 倹約する。節約する。「支出を—・める」
つづら【葛/葛籠】
1 (葛籠)ツヅラフジの蔓(つる)で編んだ、衣服などを入れる箱形のかご。のちには竹・檜(ひのき)の薄板で編み、上に紙を張って柿渋(かきしぶ)・漆などを塗った。つづらこ。 2 襲(かさね)の色目の...
つづら‐うま【葛籠馬】
江戸時代、背の両側につづらをつけた馬。その中に人を乗せたり、旅の荷物を運んだりした。
つづら‐えびら【葛箙】
ツヅラフジで編んだ箙。公卿の随身(ずいじん)などが用いた。
つづら‐おり【葛折(り)/九十九折(り)】
《ツヅラフジの蔓(つる)が曲がりくねっているところから》 1 いくつにも折れ曲がって続いている坂道や山道。 2 馬術で、馬をジグザグに歩ませること。
つづら‐か【円らか】
[形動ナリ]驚いたり恐れたりして、目を丸くするさま。「そこに目も—なる小法師にてついゐさせ給へるものか」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
つづら‐がさ【葛笠】
ツヅラフジで編んだ網代笠(あじろがさ)。市女笠(いちめがさ)に似るが、中のみねがやや低いもの。近江(おうみ)国水口(みなくち)の名産。明暦・天和(1655〜1684)ごろ、若い女子の間に流行し、...
つづら‐きっつけ【葛切付】
馬具の一。ツヅラフジを編んで作った下鞍(したぐら)。