とんぼ‐がえり【蜻蛉返り/筋斗返り】
[名](スル)《トンボが飛びながら、軽く身をひるがえして後ろへ戻るところから》 1 地面をけって、空中でからだを1回転させること。「床の上で—してみせる」 2 ある場所に行って用を済ませ、すぐに...
な‐おり【波折り】
波がいく重にも重なって寄せてくること。また、その所。「潮瀬の—を見れば遊び来る鮪(しび)が鰭手(はたで)に妻立てり見ゆ」〈記・下・歌謡〉
な・える【萎える】
[動ア下一][文]な・ゆ[ヤ下二] 1 体力や気力が衰えて弱る。「寝たきりで、手足が—・えてくる」「心が—・える」 2 植物などがしおれる。しなびる。「草花が—・える」 3 着古したり、糊(のり...
なお【猶/尚】
[副] 1 以前の状態がそのまま続いているさま。相変わらず。やはり。まだ。「今も—健在だ」「昼—暗い」 2 状態や程度がいちだんと進むさま。さらに。もっと。いっそう。「君が来てくれれば—都合が...
ない‐ない【内内】
[名・形動] 1 表立てないでひそかに、また、非公式に事を行うこと。また、そのさま。内密。うちわ。「—の約束」「—に処理する」 2 物事の内部、内側。「—の館(たち)のありさま」〈平家・四〉 ...
なえ‐なえ【萎え萎え】
[副](スル)着古してくたくたになっているさま。また、力なくぐったりしているさま。「—した烏帽子をかけて」〈芥川・芋粥〉
ない‐か
[連語]《助動詞「ない」+終助詞「か」》 1 勧誘の意を表す。「コーヒーを飲ま—」 2 命令の意を表す。「早くし—」「もたもたしないでさっさと歩か—」 3 依頼の意を表す。「ちょっと教えてくれ—...
名(な)の無(な)い星(ほし)は宵(よい)から出(で)る
初めに出てくるものにろくなものがないことのたとえ。また、待ってもいない者が早く来ることのたとえ。
な
[副] 1 あとに動詞の連用形(カ変・サ変は未然形)を伴って、禁止の意を表す。…するな。「妹があたり我(あ)は袖振らむ木の間より出て来る月に雲—たなびき」〈万・一〇八五〉 2 「な…そ」の形で、...
無(な)かった事(こと)に◦する
それまでの経過の中で検討した事柄、また決定した事柄をすべて取り消して、白紙に戻す。また、その件が初めから存在しなかったかのようにみなす。「この契約は—◦させてください」「失敗を—◦する」