て‐ぐすね【手薬練/手薬煉】
手に薬練を塗ること。
手薬練(てぐすね)引(ひ)・く
1 十分用意して待ちかまえる。準備して機会を待つ。「—・いて待ち受ける」 2 滑りをとめて弓返りを防ぐため、弓手に薬練を塗る。「—・き、そぞろ引いてぞ向かひたる」〈保元・中〉
て‐くせ【手癖】
《「てぐせ」とも》 1 習慣的にしてしまう手の動き。手の癖。「—足癖」 2 つい盗みをしてしまう癖。「—のよくない子」 3 手で何度も触るなどした跡。「—のついたグリップ」
て‐ぐそく【手具足】
「手道具」に同じ。〈日葡〉
て‐ぐち【手口】
1 犯罪などのやりかた。また、その特徴。「侵入する—が同じだ」 2 取引所で、どの証券会社がどのような銘柄を何株売ったか買ったかという売買の内容。
て‐ぐみ【手組(み)】
1 手で組むこと。「—のゲラ」 2 軍陣で、数人で組をつくること。隊を組むこと。「三人—して寄る所を」〈保元・下〉 3 仲間。連中。「いつもの—の客まじりに」〈浮・男色大鑑・七〉 4 物事を行う...
てぐら‐まぐら
[名・形動ナリ]その場しのぎに事をすること。また、そのさま。「阿弥陀仏まで質屋へとばし—にととのへ」〈浄・女楠〉
て‐ぐり【手繰り】
1 手でくること。たぐり。 2 次々と手から手へ受け渡して物を運ぶこと。「荷物を—で収納する」 3 「手繰り網」の略。
てぐり‐あみ【手繰り網】
引き網の一。水底の魚を囲んで巻き取り、引き綱で船に引き上げる漁法。また、その網。
てぐり‐いと【手繰り糸】
手で繰り取った糸。