おい‐まわし【追(い)回し】
1 おいまわすこと。 2 掃除や走り使いなど雑役をする人。召使い。「ベタリベタリと—が長き廊下を雑巾にて、押拭う音の」〈逍遥・当世書生気質〉 3 水域の四方に竹を立てて網を張っておき、その中で魚...
おうぎ‐きり【扇切り】
扇を、腰に差した刀の柄頭(つかがしら)に立てておき、その刀をすばやく抜いて、扇が地上に落ちないうちに切る技。また、投げつけられた扇を指で払い落とす技。
おい‐はら・う【追(い)払う】
[動ワ五(ハ四)]じゃまなものを追い立てて、そこにいないようにする。おっぱらう。「ハエを—・う」「その一言が私の不安を—・った」
おい‐こ・む【追(い)込む】
[動マ五(四)] 1 広い所にいるものを、追い立ててある場所に入れる。「牛を柵の中に—・む」 2 相手を苦しい立場に立たせる。追い詰める。「窮地に—・む」「辞任に—・む」 3 最後の段階で、全力...
おい‐だ・す【追(い)出す】
[動サ五(四)] 1 追い立てて外へ出す。追い払う。「猫を部屋から—・す」 2 その人が属している社会・集団から締め出して関係を断つ。「組合から—・される」
おい‐ちら・す【追(い)散らす】
[動サ五(四)] 1 追い立てて、散り散りにさせる。「群衆を—・す」 2 貴人の通行時、威勢よく先払いを進める。「例のきらきらしう、—・してわたる日あり」〈かげろふ・中〉
おうばん‐ぶるまい【椀飯振(る)舞(い)】
1 《2が原義。「大盤(おおばん)振る舞い」と当てて書くこともある》盛んなもてなし。また、金品などを気前よく人に施すこと。「祝いの客に—をする」 2 椀飯の儀礼の影響を受けた江戸時代の正月の行事...
おお‐あれ【大荒れ】
[名・形動] 1 はなはだしく荒れはてていること。「—の家」 2 振る舞いや気持ちのあり方が、非常に荒っぽくなること。また、そのさま。「酒に酔って—に荒れる」 3 天候がひどく荒れること。暴風雨...
おい‐かえ・す【追(い)返す】
[動サ五(四)]来た者を、追い立てて帰らせる。「使いの者を玄関先で—・す」
おお‐やもり【大守宮】
ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。全長約30センチ。体色は青灰色で赤い斑点が散在。人家の周辺に生息し、夜間、大きな声でトッケイと鳴く。敵が近寄ると大きく口を開け、ガッと音を立てておどす。アジア南部一...