無理(むり)もな・い
もっともだ。当然である。「彼が怒るのも—・い」
鰾膠(にべ)もしゃしゃりも無(な)・い
《粘りけもさっぱりしたところもないの意から》味もそっけもない。にべもない。「—・いものの言いよう」
紛(まぎ)れもな・い
きわめて明白である。まちがえようがない。「—・い事実」
隠(かく)れもな・い
広く世間に知れ渡っている。有名である。「法を侵しているのは—・い事実」
あられ‐も‐な・い
[形][文]あられもな・し[ク]《動詞「ある」の未然形に可能の助動詞「れる」が付いた「あられる」の名詞形「あられ」に、係助詞「も」、形容詞「ない」が付いてできた語。ありうべくもない、の意》 1 ...
身(み)の置(お)き所(どころ)もな・い
⇒身の置き所がない
一言(いちごん)もな・い
ひとことも弁解できない。弁明する余地がない。「何と非難されても—・い」
念(ねん)もな・い
1 考えがあさはかである。もの足りない。「二度ともなれば—・きことぐせどもをぞ僅かにまねぶめる」〈無名抄〉 2 残念である。無念である。「敵に焼き殺されてありと言はれんずるは、—・き事なり」〈義...
見栄(みえ)も外聞(がいぶん)も無(な)・い
ある状態に陥って、人の目やうわさを考える余裕もない。
恥(はじ)も外聞(がいぶん)も無(な)・い
恥ずかしいという感情もなければ、世間の取り沙汰も気にしない。なりふりをかまわない。「—・く金もうけに精を出す」