さ‐なく‐ば【然なくば】
[連語]《古くは「さなくは」とも》そうでなければ。さもなければ。さもなくば。「—恋のまことを此様(こん)なものに代えて」〈露伴・辻浄瑠璃〉
ざっく‐ばらん
[形動]遠慮がなく率直なさま。もったいぶったところがなく、素直に心情を表すさま。「—に言わせてもらう」「—な人柄」
こと‐ごころ【異心】
1 ほかの事を思うこと。別の考え。他意。「—なくて、夜を昼になしてなむ、急ぎまかで来し」〈宇津保・吹上上〉 2 ほかの人を思う心。ふたごころ。あだしごころ。浮気心。「年ごろ—なくて過ぐし給へるな...
こわ・れる【壊れる/毀れる】
[動ラ下一][文]こは・る[ラ下二] 1 力が加えられて物のもとの形がゆがんだり失われたりする。物が砕けたり、破れたりする。破壊される。「箱が—・れる」「茶碗が粉ごなに—・れる」「台風で家が—・...
こん【昏】
[人名用漢字] [音]コン(呉)(漢) [訓]くらい 1 日が暮れて暗い。「昏冥/黄昏」 2 見えなくなる。意識がなくなる。「昏昏・昏睡・昏倒」 3 道理に暗い。「昏迷」 [難読]黄昏(たそがれ)
コミュニケーション【communication】
1 社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。「—をもつ」「—の欠如」 2 動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達...
こん‐らん【昏乱】
1 分別がなくなって、物の道理がわからなくなること。 2 世の中が乱れること。
こぼれ‐お・ちる【零れ落ちる】
[動タ上一][文]こぼれお・つ[タ上二] 1 容器などからあふれて落ちる。漏れ出て落ちる。「地面に—・ちた米を鳥がついばむ」「とめどもなく涙が—・ちる」 2 散って落ちる。「桜の花びらが—・ちる...
こん‐こん【渾渾/混混】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水がさかんに流れるさま。また、尽きることなくわくさま。「—とわき出る清水」 2 物事の尽きないさま。特に、弁舌などがとどこおりなくさわやかなさま。「名論卓説、...
こん‐らん【混乱】
[名](スル)物事が入り乱れて秩序をなくすこと。いろいろなものが入りまじって、整理がつかなくなること。「交通機関に—を来たす」「経済の—をまねく」「頭が—して考えられない」