なこうど【仲人/媒人】
《「なかびと」の音変化》中に立って橋渡しをする人。特に、結婚の仲立ちをする人。媒酌人。月下氷人(げっかひょうじん)。ちゅうにん。
なこうど‐おや【仲人親】
結婚式のときに後見人となる名目上の親。媒酌人。杯親(さかずきおや)。
なこうど‐ぐち【仲人口】
仲人が縁談をまとめるため、両方に体よくとりなしていう言葉。また、あてにならない話のたとえ。
仲人(なこうど)口(ぐち)は半分(はんぶん)に聞(き)け
仲人の話には誇張が多いので話半分に聞いておいたほうがよい。
仲人(なこうど)は宵(よい)の口(くち)
仲人は、結婚式が済んで任務が終わったら、長居をせずに引き上げたほうがいい。
な‐こく【奴国】
弥生時代、現在の福岡市付近にあった小国名。「後漢書」東夷伝に、朝貢した奴国が印綬を賜った記事がある。なのくに。わのなこく。→漢倭奴国王印(かんのわのなのこくおうのいん)
なこそ【勿来】
福島県いわき市南東部の地名。旧勿来市。勿来関跡がある。
なこそ‐の‐せき【勿来の関】
いわき市勿来町付近にあった古代の関所。常陸(ひたち)・陸奥(むつ)の国境にあり、白河の関・念珠(ねず)ヶ関とともに奥羽三関の一。はじめ菊多の関とよばれた。[歌枕]「吹く風を—と思へども道も狭(せ...
なこ‐でら【那古寺】
千葉県館山市にある真言宗智山派の寺。山号は補陀落山。養老元年(717)行基の創建で、承和14年(847)円仁の再興と伝える。のち、源頼朝が再建。坂東三十三所最終札所。那古観音。
な‐ことば【名詞】
名詞(めいし)の旧称。