なま‐かく・す【生隠す】
[動サ四]なんとなく隠す。「—・す気色(けしき)なれば、人にも語らず」〈源・手習〉
なま‐かじり【生齧り】
[名](スル)物事を表面的に少しばかり知っただけで、十分に理解していないこと。「—の知識」「外来の思想を—して」〈有島・星座〉
なま‐かたわらいた・し【生傍ら痛し】
[形ク]なんとなくきまりが悪い。「いと盛り過ぎ給へりやなど、—・く思ひ給へり」〈源・若菜上〉
なま‐かべ【生壁】
1 塗りたてで、まだよく乾いていない壁。 2 「生壁色」の略。
なまかべ‐いろ【生壁色】
茶色がかったねずみ色。また、濃い藍ねずみ色。
ナマクアランド【Namaqualand】
アフリカ南部、ナミビア南西部から南アフリカ共和国北西部にかけての地域名。少数民族のナマ人が居住する。ほとんどが砂漠地帯だが、夏のわずかな降雨により多数の花が一斉に咲くことで知られる。銅、ダイヤモ...
なま‐かわ【生皮】
1 なまのままの新しい皮。はいだばかりで、まだ乾燥や加工のしてない皮。「—をはぐ」 2 雁(がん)や鴨(かも)の皮を酢に漬けたもの。煮たてた醤油につけて食べる。 3 怠けること。ものぐさなこと。...
なま‐かわき【生乾き】
《「なまがわき」とも》十分に乾いていないこと。「—のシャツ」
なまかわ‐もの【生皮者】
怠け者。横着者。「この男、—なりければ」〈仮・仁勢物語・下〉
なま‐かんだちめ【生上達部】
未熟な年若い上達部。「元は公家の—に仕へて」〈太平記・二一〉