こころ‐きたな・し【心汚し】
[形ク]卑劣である。心が卑しい。「いづれをも無徳ならず定め給ふを、—・き判者(はんざ)なめりと、聞こえ給ふ」〈源・梅枝〉
志(こころざし)は髪(かみ)の筋(すじ)
わずかな物でも真心がこもっているなら、それをくみ取れということ。
こころ‐なら◦ず【心ならず】
[連語] 1 自分の本心ではないのだが。不本意ながら。「—◦ず大役を引き受けるはめになった」 2 思いどおりにならない。「はかなさを恨みもはてじ桜花うき世はたれも—◦ねば」〈千載・雑中〉 3 気...
こころ‐だ・つ【心立つ】
[動タ五(四)]そうしようと心が動く。思い立つ。「最早ここを去らねばならぬと—・った」〈康成・雪国〉
志(こころざし)は木(こ)の葉(は)に包(つつ)め
真心がこもっているなら、贈り物は木の葉に包むようなわずかなものでもよいということ。
ご‐さん【五山】
《「ござん」とも》格式の高い、五つの大きな寺。 1 インドの祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)・竹林精舎・大林精舎・鹿園(ろくおん)精舎・那爛陀(ならんだ)寺の五精舎。 2 中国の径山(きんざん)寺・...
ごしちにち‐の‐みずほう【後七日の御修法】
《真言宗では御修法を「みしほ」とよみならわす》正月8日からの7日間、天皇の安穏・国家の繁栄・五穀の豊作などを祈って、宮中の真言院で、東寺の長者を導師として行われた真言の秘法。承和元年(834)空...
こころ‐あたり【心当(た)り】
心に思い当たること。また、見当をつけた場所。「就職口なら—がある」「—を探してみる」
事(こと)なきを◦得(え)る
大事にならないで済む。「出発時間に間に合って—◦得た」
こと
[終助]《形式名詞「こと」から》活用語の連体形に付く。ただし、形容動詞・助動詞「だ」には終止形にも付く。 1 感動を表す。「まあ、きれいに咲いた—」「大変な人出だ—」 2 質問の意を表す。「お変...