くくり‐つ・ける【括り付ける】
［動カ下一］［文］くくりつ・く［カ下二］ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。「荷物を車の荷台に—・ける」「一週間も一つ所に—・けられなければならない現在の自分」〈漱石...
くげ‐しょはっと【公家諸法度】
「禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)」の略。
くされ【腐れ】
［名］ １ 腐ること。また、腐ったもの。「—が出る」 ２ 気持ちがめいること。「気の—」 ３ 月経。「藪入りは—を抜いて願ふなり」〈柳多留・四〉 
［感］《もしこれが偽りなら口が腐ってもよいの...
くさ‐わい【種はひ】
《「わい」は接尾語「わう」の連用形から》 １ 物事をひき起こす原因。たね。「思ひ沈むべき—なきとき」〈源・梅枝〉 ２ 種類。品々。「物の—はならびたれば」〈落窪・一〉 ３ 興味をひくたねとなるも...
くし【酒】
「さけ」の異称。「この御酒(みき)は我が御酒ならず—の司(かみ)常世(とこよ)にいます」〈記・中・歌謡〉
くし‐いた・し【屈し甚し】
［形ク］《「くっしいたし」の促音の無表記》ひどくふさぎ込んでいる。非常にしょげる。くんじいたし。「ならぶべくもあらぬぞ、—・かりける」〈源・宿木〉
くし‐の‐かみ【酒の司／酒の長】
酒のことをつかさどる首長。「この御酒(みき)は我が御酒ならず—常世(とこよ)にいます」〈記・中・歌謡〉
くじら【鯨】
１ クジラ目の哺乳類の総称。76種などに分類される。世界の海洋や一部の大河川に分布。一般に体長4メートル以下の小形種をイルカとよぶ。体は魚型で前肢はひれ状、後肢は退化し、尾は水平に広がった尾びれ...
く・す【屈す】
［動サ変］《「くっす」の促音の無表記》 １ 気がふさぐ。「夕暮となれば、いみじく—・し給へば」〈源・若紫〉 ２ 心が卑屈になる。「論なう—・したる人の名ならむ」〈落窪・一〉
薬(くすり)降(ふ)る
薬日(くすりび)である陰暦5月5日の正午ごろに雨の降ることをいう。その雨水で医薬を製すると特に薬効があるとされた。《季 夏》「—空よとてもに金ならば／一茶」
