むらさき‐の‐にわ【紫の庭】
《宮城の意の紫微宮(しびきゅう)から》宮中の庭園。禁苑(きんえん)。「—ものどかにかすむ日の」〈秋篠月清集〉
もの‐ねんじ【物念じ】
物事をこらえ忍ぶこと。がまんすること。「—してのどかなる人こそ、幸ひは見はて給ふなれ」〈源・浮舟〉
ゆう‐ぜん【融然】
[ト・タル][文][形動タリ]気分がのどかで、和らいでいるさま。「—として心に浸む」〈蘆花・自然と人生〉
ゆう‐ゆう【融融】
[ト・タル][文][形動タリ]とけ合ってなごやかなさま。のどかなさま。「和気—として福神も此所(ここら)に居たまうべし」〈露伴・辻浄瑠璃〉
れい‐しょく【麗色】
1 美しくのどかな景色。 2 あでやかな顔色。
わ‐き【和気】
1 のどかな陽気。穏やかな気候。「—山野に漂う」 2 なごやかな気分。「—を帯びた口調」「—靄然(あいぜん)」