のり‐じり【乗尻/騎尻】
1 競馬(くらべうま)の騎手。「春日の祭の—にたちけるに」〈宇治拾遺・五〉 2 馬に乗って行列の尻に立ち供奉(ぐぶ)するもの。「—の雑色」〈宇津保・春日詣〉 3 乗馬のたくみな人。「主も究竟(く...
のり‐すき【海苔漉き】
板ノリを作ること。生ノリを細かく刻み、簀(す)の上に並べた木枠に流し込んで水気を切り、天日で乾燥させる工程をいう。
のり‐すご・す【乗(り)過ごす】
[動サ五(四)]下車予定の場所より先まで行ってしまう。乗り越す。「うっかりして一駅—・す」
のり‐すて【乗(り)捨て】
乗り捨てること。また、そのもの。「自転車の—」
のり‐す・てる【乗(り)捨てる】
[動タ下一][文]のりす・つ[タ下二]乗り物から降りたあと、その乗り物を放置する。また、乗り物から降りて、あとはかまわずに行く。「レンタカーを所定の場所に—・てる」
のり・する【糊する】
[動サ変][文]のり・す[サ変] 1 糊ではる。糊づけする。 2 (多く「口を糊する」の形で)かゆをすする。かろうじて生計を立てる。「わずかの給料で、ようやく家族の口を—・する」
のり‐そ・う【乗り添ふ/乗り副ふ】
[動ハ四]いっしょに乗って付き添う。また、同乗する。「などて—・ひて行かざりつらむ」〈源・夕顔〉
のり‐そこな・う【乗(り)損なう】
[動ワ五(ハ四)]乗ることに失敗する。乗ることができなくなる。「最終電車に—・う」
のり‐そだ【海苔粗朶】
養殖する海苔を付着させるため、浅い海中に立てる木や竹の枝。海苔篊(のりひび)。
のりそだそうどうき【ノリソダ騒動記】
杉浦明平の小説。昭和28年(1953)刊。地方ボスと共産党地区細胞の、ノリ漁業権を巡る政治抗争を、ユーモアを交えて描いたルポルタージュ文学。