鼻(はな)を打(う)・つ
強いにおいが鼻を刺激する。鼻を突く。「消毒臭が—・つ」
花(はな)を折(お)・る
《花を折ってかざす意から》美しく着飾る。「—・りてさうぞきて」〈落窪・三〉
鼻(はな)を折(お)・る
おごる心をくじく。得意がっている者をへこませて、恥をかかせる。「高慢ちきの—・る」
鼻(はな)を欠(か)・く
ひどく損をする。多くのものを失う。「信頼は一日の軍に—・きけれ」〈古活字本平治・中〉
花(はな)を咲(さ)か・せる
1 成功する。活躍して名をあげる。「永年の努力が、ついに大輪の—・せた」 2 盛んにする。にぎやかにする。「思い出話に—・せる」
鼻(はな)を刺(さ)・す
においが強く鼻を刺激する。鼻を突く。「悪臭が—・す」
花(はな)を賞(しょう)するに慎(つつし)みて離披(りひ)に至(いた)る勿(なか)れ
《邵雍(しょうよう)「安楽窩中吟」から。「離披」は、花びらの各片がはなれひらくことで、すなわち満開の意》花は満開にならないうちに鑑賞するのがよい。物はいまだ絶頂に達しない段階をもってよしとすべき...
花(はな)を添(そ)・える
美しさや明るさを加える。はなやかさを増す。「音楽隊による演奏が式典に—・える」
鼻(はな)を高(たか)く◦する
得意になる。面目を施す。「この点数なら—◦していられる」
鼻(はな)を突(つ)き合(あ)わ・せる
非常に近く寄り合う。また、狭い場所に一緒にいる。「毎日—・せている同僚」