はやり‐お【逸り雄】
血気にはやる者。「平家の方より—の若者ども、小舟にのってこぎいださせ」〈平家・一〇〉
はやり‐か【逸りか】
[形動ナリ] 1 調子が早く軽快なさま。「—にかき鳴らしたるを、中納言、堪へずをかしうや思さるらむ」〈堤・逢坂越えぬ権中納言〉 2 軽はずみで落ち着きのないさま。おっちょこちょい。「品々しからず...
はやり‐かぜ【流行り風邪】
インフルエンザのこと。流行性感冒。《季 冬》
はやり‐ぎ【逸り気】
血気にかられる気持ち。「きさまはいっくゎの—故、あんなものに添はせるより」〈黄・御存商売物〉
はやり‐ことば【流行り言葉】
ある時期、世間の人々が好んで用いる言葉。流行語。
はやり‐ごころ【逸り心】
はやるこころ。勇みたつ心。「あだめきたる—は、うち思ひて」〈源・末摘花〉
はやり‐すたり【流行り廃り】
はやることと、すたれること。「子供の遊びにも—がある」
はやり‐た・つ【逸り立つ】
[動タ五(四)]心が勇みたつ。勢い込む。「—・つ心を抑える」
はやりっ‐こ【流行りっ子】
1 ある方面で、人気があり大変もてはやされている人。売れっ子。 2 (「流行りっ妓」とも書く)人気のある芸者など。売れっ子。
はやり‐ぶし【流行り節】
ある時期流行した歌。また、その節。