ひたい‐つき【額突き/額月】
1 「月代(さかやき)」に同じ。「—の跡もってのほかにさがりたれば」〈太平記・二一〉 2 《形が1に似るところから》常の御所や居間の壁などの中央に設けた小さな出入り口。上部を半月形にしてある。「...
ひたい‐なおし【額直し】
江戸時代の男子の半元服の儀式。半元服にあたって、額の角(すみ)の髪をそり、角前髪にしたことによる。
額(ひたい)に汗(あせ)・する
汗を流して仕事に励む。一生懸命に仕事をする。「—・してかせぐ」
額(ひたい)に箭(や)は立(た)つとも背(そびら)に箭(や)は立(た)たず
額に矢を受けようとも背中に受けることはない。絶対に退却しないということ。
ひたい‐わた【額綿】
⇒綿帽子(わたぼうし)1
額(ひたい)を集(あつ)・める
顔を寄せ合って相談する。集まって相談する。鳩首(きゅうしゅ)する。「—・めて相談する」
額(ひたい)を合(あ)わ・せる
額と額とがくっつくほど近くに寄る。「—・せて何事か企む」
ひた‐え【直柄】
1 まっすぐな刀の柄(つか)。また、作りつけになっている用具の柄(え)。 2 用具そのものの形が握る部分を兼ね備えているもの。
ひたえ‐の‐ひさご【直柄の瓠】
瓢箪(ひょうたん)を縦に二つ割りにしたひしゃく。柄がなくても握れるところからの称。
ひた‐おし【直押し】
ただひたすら押すこと。また、しゃにむに押し進むこと。「—に押す」