さいら・く【才らく】
[動カ四]学才がありそうに振る舞う。「文屋(ふや)の博士さかしだち—・きゐたり」〈紫式部日記〉 [補説]用例は、「ひひらく」の誤りとする説もある。
こしほんじきょう【古史本辞経】
江戸後期の語学書。4巻4冊。平田篤胤(ひらたあつたね)著。天保10年(1839)成立。嘉永3年(1850)刊。国語の優れている理由や、五十音図の価値などを説く。
こしちょう【古史徴】
江戸後期の国学書。4巻。平田篤胤(ひらたあつたね)著。文政元〜2年(1818〜19)刊。古伝説・神代文字・記紀・新撰姓氏録などについて論じたもの。
さん‐しょ【三所】
《「さんじょ」とも》 三つの場所。3か所。「—の権扉(けんぴ)をおしひらき給へり」〈平家・七〉 「三所権現(さんしょごんげん)」の略。
くもい‐ぢょうし【雲井調子】
近世箏曲(そうきょく)で、平調子(ひらぢょうし)とともに最も普通の調子。平調子の第3と第8の弦を半音下げ、第4と第9の弦を1全音上げたもの。
く・む【汲む/酌む】
[動マ五(四)] 1 器物や手のひらなどを使って、水などをすくい取る。また、ポンプなどの機械によって水などを容器に移し入れる。「井戸水を—・む」「釜から茶柄杓(びしゃく)で湯を—・む」 2 酒・...
クリア‐テキスト【clear text】
コンピューターネットワークにおける、暗号化されていないデータ。平文(ひらぶん)。
クリスマス‐ローズ【Christmas rose】
キンポウゲ科の多年草。高さ15〜30センチ。葉は手のひら状の複葉で、根際から出る。冬から春、花弁状の紫色を帯びた萼(がく)をもつ花を開く。根を強心・利尿薬としたが、有毒。ヨーロッパの原産で、観賞...
クトゥビア【Koutoubia】
モロッコ中部の都市マラケシュの旧市街の西側にある尖塔(ミナレット)。高さ約77メートル。12世紀、ムワッヒド朝の創始者アブド=アルムーミンによって建設がはじまり、孫のヤークーブ=アル=マンスール...
くわ‐とり【鍬取り】
鍬を使って耕作すること。また、その人。農民。「—の京雀と呼ばれ、領内の離れ島石地をひらき畑を打つ」〈浄・用明天王〉