へこ‐いわい【褌祝(い)】
九州で、男女13歳前後に行う成年式。男児は褌(ふんどし)、女児は腰巻きを初めて着ける。ふんどし祝い。たふさぎ祝い。
へこ‐おび【兵児帯】
《兵児が用いたところから》男子または子供用のしごき帯。へこ。
へこ‐おや【褌親】
へこ祝いに際して頼む仮親。ふんどし親。まわし親。
へこ‐たこ
[名・形動]《近世上方語》筋道が通らないこと。また、そのさま。でたらめ。「自慢らしう言ふことがみな—ぢゃ」〈滑・浮世風呂・二〉
へこ‐た・る
[動ラ下二]「へこたれる」の文語形。
へこ‐た・れる
[動ラ下一][文]へこた・る[ラ下二]気力がくじけ弱ってしまう。へたばる。「これくらいの暑さで—・れるな」
ヘコ‐ヘコ【(ポルトガル)reco-reco】
サンバなどブラジル音楽で用いられる体鳴楽器。金属製の共鳴胴にばねを張り、棒状のものでこすって摩擦音を出す。竹などでできたグイロとほぼ同じつくりのものもある。
へこ‐へこ
[副](スル) 1 張りがなく、へこんだり、ゆがんだりしやすいさま。「—(と)しなう下敷き」 2 頭をしきりに下げるさま。また、へつらうさま。ぺこぺこ。「課長に—する」
[形動]
1に同じ。...
へこま・す【凹ます】
[動サ五(四)] 1 へこむようにする。へこませる。「粘土を指で—・す」 2 言い負かす。やりこめる。「子供に—・される」
へこみ【凹み】
1 へこむこと。くぼむこと。また、へこんだ所。くぼみ。 2 閉口すること。弱ること。「おれが名が出ては—の筋だ」〈伎・傾城金秤目〉