まつお‐こうざん【松尾鉱山】
岩手県北西部、八幡平(はちまんたい)市にあった硫黄・硫化鉄鉱山。日本一の産出量を誇ったが、昭和47年(1972)閉山。
まつ‐おさめ【松納め】
1 正月の門松やしめ飾りを取り払うこと。松倒し。松下ろし。松送り。松引き。松直し。《季 新年》「此(この)町や後れ先だつ—/虚子」 2 正月祭事の締めくくりの日。正月送り。
まつお‐じ【松尾寺】
金剛輪寺(こんごうりんじ)の通称。
まつお‐でら【松尾寺】
大阪府和泉(いずみ)市にある天台宗の寺。山号は、阿弥陀山。弘文元年(672)役の小角(えんのおづの)が創立、のち、泰澄が中興したと伝える。境内に一ノ谷の戦いの戦死者をまつった首堂がある。松尾観...
まつ‐おろし【松下ろし】
「松納め」に同じ。
まつかえ‐の【松柏の】
[枕]松・カシワが常緑で樹齢久しいところから、「栄ゆ」にかかる。「—栄えいまさね貴き我(あ)が君」〈万・四一六九〉
まつ‐かげ【松陰/松影】
1 松の木かげ。 2 松の木の水面などに映った姿。「—の清き浜辺に玉敷かば君来まさむか清き浜辺に」〈万・四二七一〉
まつ‐かさ【松笠/松毬】
1 松の木の実。まつぼっくり。まつふぐり。→球果 2 紋所の名。1を図案化したもの。
まつかさ‐うお【松毬魚】
キンメダイ目マツカサウオ科の海水魚。全長約15センチ。体は楕円形で側扁し、黄色。うろこは強大で黒く縁どられ、松かさ状を呈する。下あごに発光バクテリアの共生する器官をもち、発光する。本州中部以南に分布。
まつ‐かざり【松飾り】
正月に家の門口に飾り立てる松。かどまつ。《季 新年》