け‐はい【気配】
《古くは「けわい」。「けはい」は、当て字「気配」に引かれた読み》 1 はっきりとは見えないが、漠然と感じられるようす。「秋の—」「好転の—がみえる」→けわい 2 取引で、市場の景気や相場の状態。...
げきじょうか【撃壌歌】
《「十八史略」などにみえる故事から》中国伝説時代の五帝の一人、尭の時、老人が太平を謳歌(おうか)して、大地を足で踏み鳴らして歌ったという歌。その詞は「十八史略」に「日出而作、日入而息、鑿井而飲、...
こんしゅつ‐よう【根出葉】
植物の茎が極端に短いため、根または地下茎から直接出ているようにみえる葉。ダイコン・タンポポなどにみられる。根葉。根生葉。
きんし‐ばい【金糸梅】
オトギリソウ科の半落葉小低木。高さ約1メートル。株立ちになり、長楕円形の葉を対生。夏、やや垂れた枝の先に、黄色の梅に似た花を開く。雄しべが金色の糸のようにみえる。中国原産で、庭木とする。《季 夏》
すげ‐ぬま【菅沼】
群馬県北東部、日光白根火山北麓にある堰止(せきと)め湖。3か所でくびれて、三つの別な湖にみえる。湖面標高1731メートル。すがぬま。
すせり‐びめ【須勢理毘売】
古事記・風土記にみえる女神。須佐之男命(すさのおのみこと)の娘。大国主神が須佐之男命から科せられた種々の試練を助け、その妻となる。
すじ【筋/条】
[名] 1 筋肉。また、その線維。「肩の—が凝る」 2 筋肉を骨に付着させている組織。腱(けん)。「足の—を切る」 3 皮膚の表面に浮き上がってみえる血管。「—の浮き出た手」「額に—を立てて怒...
すっぱいぶどう【酸っぱい葡萄】
「イソップ物語」にみえる寓話(ぐうわ)の一。キツネがおいしそうなブドウを見つけるが、高いところにありどうしても届かない。しまいには「あのブドウはきっと酸っぱくてまずいに違いない」と言って去る。
しろ‐うるり【白うるり】
語義未詳。白瓜のこと、また白痴で鈍(うる)けた意ともいう。徒然草に、人の顔の形容としてみえる。「この僧都、ある法師を見て、—といふ名をつけたりけり。『とは、何物ぞ』と、人の問ひければ、『さる物を...
すみよしものがたり【住吉物語】
鎌倉初期の物語。2巻。作者・成立年未詳。源氏物語・枕草子に名がみえるが、現存の物語は改作といわれる。中納言の姫君は継母の悪計を避けて住吉の尼のもとに身を寄せるが、長谷観音の利益(りやく)で少将と...