みせ‐かけ【見せ掛け】
見せかけること。外見。うわべ。「強そうなのは—だけだ」「—の優しさにだまされる」
みせかけ‐だいじん【見せ掛け大尽】
金持ちのように見せかけること。また、その人。「さてこそ不審はるの日の、長ういらぬは—」〈浄・五枚羽子板〉
みせ‐か・ける【見せ掛ける】
[動カ下一][文]みせか・く[カ下二]うわべを取りつくろって、実際はそうでないのにそれらしく見えるようにする。「ブランド品に—・けて高く売る」「金持ちらしく—・ける」
みせ‐がかり【店掛(か)り】
店の構造。店構え。
みせ‐がね【見せ金】
取引などで、相手の信用を得るために見せる金銭。みせきん。「—で釣る」
みせ‐がまえ【店構え/見世構え】
店の構え方。店の造作。また、店の大きさや規模。「堂々たる—」
みせ‐ぎょく【見せ玉】
相場操縦法の一。売買する意思がないのに大きな注文を出し、約定しそうになると取り消すやり方。自分に都合のよいように相場を動かすものとして禁止されている。
みせ‐ぐち【店口】
店の間口。「—が広い」
みせ‐ぐら【店蔵】
土蔵造りにした店。
みせ‐けち【見せ消ち】
《「けち」は動詞「け(消)つ」の連用形から》誤写・誤記の文字の訂正のしかたの一。写本などで、もとの文字が読めるように、傍点をつけたり、その字の上に細い線を引いたりするなどして、誤りであることを示す。