目(め)を掠(かす)・める
人の目のすきを盗む。目を盗む。「主人の—・めて怠ける」
目(め)を極(きわ)・む
目の届くかぎり遠方を見る。「あかねさしいはとの山も見えぬべく—・めてもてれる夏かな」〈曽丹集〉
目(め)を潜(くぐ)・る
見つからないようにする。「警備の—・って侵入する」
目(め)を配(くば)・る
注意してあちこちを見る。「周囲に—・る」
目(め)を晦(くら)ま・す
人の目をごまかす。見えないようにする。「追っ手の—・す」
目(め)を呉(く)・れる
視線を向ける。目をやる。「景色に—・れることもなくひたすら歩く」
目(め)を肥(こ)や・す
美しいもの、よいものを見て楽しむ。また、よいものを多く見てよしあしを見分ける力を身につける。「本物を見て—・す」
目(め)を凝(こ)ら・す
じっと見つめる。「暗やみで—・す」
目(め)を覚(さ)ま・す
1 眠りから起きる。目覚める。 2 迷っている状態から正しい状態に戻す。「父の死が彼の—・した」 3 何かがきっかけとなり、それまで気づかなかった自分の性質などを自覚する。「母性愛が—・す」 4...
目(め)を曝(さら)・す
すみずみまで見る。また、じっと見る。「書面の筆跡に—・す」