目(め)を逸(そ)ら・す
1 別の方向に視線を向ける。 2 直面している事柄を見ないようにする。「現実から—・してはいけない」
目(め)を立(た)・てる
1 のこぎり・やすりなどの磨滅して鈍くなった目をといで鋭くする。 2 編み物で、編み始めの目をつくる。 3 注意して見る。「若やかなる殿上人などは—・てて気色ばむ」〈源・蛍〉
芽(め)を出(だ)・す
1 草木が芽をふく。 2 物事が成長・発展するきざしを見せる。「天才の片鱗が—・す」
目(め)を付(つ)・ける
特別な注意を向ける。「前々から—・けていた店」「騒いで先生に—・けられる」
目(め)を瞑(つぶ)・る
1 目を閉じる。また、目を閉じて眠る。 2 死ぬ。 3 過失などを見て見ぬふりをする。「これくらいの失敗には—・ってやろう」
芽(め)を摘(つ)・む
成長・発展の可能性のあるものを取り除く。「旧弊が伸びる—・む」「悪の—・む」
目(め)を転(てん)・ずる
視線を別のものへ移す。また、視点を変える。「世界のことに—・ずる」
目(め)を通(とお)・す
ひととおり見る。通覧する。「朝刊にざっと—・す」
目(め)を閉(と)・じる
1 まぶたを閉じて物を見ない。目をつぶる。 2 死ぬ。目をつぶる。
目(め)を留(と)・める
注意して見る。「挙動不審な人物に—・める」