ニコチン【nicotine/(ドイツ)Nikotin】
タバコの葉に含まれるアルカロイドの一。無色の揮発性の液体で、空気に触れると褐色になる。独特の臭気と味をもち、水に溶けやすい。神経系に作用し、興奮もしくは麻痺(まひ)させる。猛毒。農業用殺虫剤など...
にく【褥】
1 毛の敷物。しとね。「—と思ひし苔にも」〈梁塵秘抄・二〉 2 《皮が敷物に適するところから》カモシカの別名。〈文明本節用集〉
に◦けむ
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の推量の助動詞「けむ(けん)」》きっと…ただろう。…てしまっただろう。「いづくには鳴きもし—◦けむほととぎす我家の里に今日のみそ鳴く」〈万・一四八八〉
難産(なんざん)色(いろ)に懲(こ)りず
《難産で苦しんだ女が、懲りもしないで、また色事を行う意から》苦しんだことを忘れ、懲りずにまた同じ事を繰り返すことのたとえ。喉元過ぎれば熱さを忘れる。
なわ‐のり【縄海苔】
縄のように細長い海藻。うみそうめん(アメフラシの卵塊)のことともいう。「海原の沖つ—うちなびき心もしのに思ほゆるかも」〈万・二七七九〉
ヌー【gnu】
ウシ科の哺乳類。大形のレイヨウで、体毛は灰色または黒褐色。たてがみや尾は長く房状をなし、黒色。角は雌雄ともにあり、大きい。アフリカ東部および南部の草原に群れをつくって暮らす。オグロヌー。うしかもしか。
なつ‐はぎ【夏萩】
1 夏に花の咲くハギ。特に、ミヤギノハギをさす。《季 夏》「—の花のともしく夕すだれ/亜浪」 2 襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は紫。陰暦5、6月に用いる。
など‐よう【等様】
[連語]《「など」は副助詞》例を挙げ、ほかにも類似することのあることを表す。…などのよう。「つれづれなる夕暮れ、もしはものあはれなるあけぼの—に紛らはして」〈源・明石〉
なつそ‐びく【夏麻引く】
[枕] 1 夏麻を畑の畝から引く、麻を績(う)むなどの意から、「う」「うな」に掛かるといわれる。「—宇奈比(うなひ)をさして飛ぶ鳥の」〈万・三三八一〉 2 麻の糸(い)の意から、「命(いのち)」...
なぶ・る【嬲る】
[動ラ五(四)] 1 弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。「新入りを—・る」 2 からかってばかにする。愚弄する。「教師が生徒に—・られる」 3 手でもてあそぶ。い...