柳(やなぎ)の下(した)に何時(いつ)も泥鰌(どじょう)は居(い)ない
一度柳の下で泥鰌を捕らえたからといって、それがいつもそこにいるわけではない。一度偶然に幸運を得られても、再度同じ方法で幸運が得られるものではない。
マルサス‐しゅぎ【マルサス主義】
《Malthusianism》マルサスの唱えた人口と食糧の関係に関する学説。人口は幾何級数的に増えるが、食糧は算術級数的にしか増えないことから、この結果起こる貧困と悪徳は一種の人口抑制要因として...
べんしん‐ろん【弁神論】
《theodicy》世界における悪の存在が、世界の創造者である全能な神の善性と矛盾するものではないことを弁明しようとする神の弁護論。ライプニッツが初めて用いた語で、著書「弁神論」において体系的に...
大廈(たいか)の材(ざい)は一丘(いっきゅう)の木(き)にあらず
《王褒「四子講徳論」から》大きな建物は、一つの山の木だけでできているわけではない。大事業は必ず大勢の力によって成就するもので、決して一人だけの力でできるものではないということ。
つまら◦ない【詰(ま)らない】
[連語]《動詞「つまる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 おもしろくない。興味をひかない。「—◦ない映画」 2 とりあげる価値がない。大したものではない。「—◦ないものですが、お収めくださ...
てい‐しょく【抵触/牴触/觝触】
[名](スル) 1 触れること。衝突すること。転じて、物事が相互に矛盾すること。「新説は従来の主張に—するものではない」 2 ある行為が法律や規則に反すること。「道路交通法に—する」
民(たみ)信(しん)無(な)くば立(た)たず
《「論語」顔淵から》政治は民衆の信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食糧・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。民信無...
どころ
[副助]《形式名詞「ところ」が連濁により音変化したものから》名詞または名詞に準じる語、活用語の終止形に付き「どころではない」などの形で、ある事態をあげ、そのようななまやさしい程度のものではないと...
天(てん)は人(ひと)の上(うえ)に人(ひと)を造(つく)らず人(ひと)の下(した)に人(ひと)を造(つく)らず
生来、人間は平等であり、貴賤・貧富の差別は初めからあるものではない。 [補説]福沢諭吉「学問のすゝめ」から。
ノーベル‐けいざいがくしょう【ノーベル経済学賞】
毎年1回、経済分野において功績のあった人に贈られる賞。スウェーデン国立銀行が設立した賞で、ノーベル基金から賞金が出ているものではないが、一般にノーベル賞として扱われる。第1回は1969年で、受賞...