うしろ‐めた・い【後ろめたい】
[形][文]うしろめた・し[ク]《「後ろ目痛し」からという》 1 自分に悪い点があって、気がとがめる。やましい。「親友を裏切ったようで—・い」 2 自分の目が届かず、不安である。心もとない。気が...
仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず
《「孟子」尽心上「仰いで天に愧じず、俯(ふ)して人に怍(は)じざるは、二の楽しみなり」から》心に少しもやましいところがない。俯仰(ふぎょう)天地に愧じず。
み‐ぎれい【身綺麗】
[形動][文][ナリ] 1 身の回りや身につけているものが清潔でさっぱりとしているさま。「—な人」「いつも—にしている」 2 (比喩的に)他人にとやかく言われるような、やましいことのないさま。「...
けいようし‐か【形容詞化】
[名](スル)ある言葉が変化して、形容詞として使われるようになること。動詞「うらやむ」が「うらやましい」、名詞「四角」が「四角い」になるなど。
けなり・い【異なりい】
[形]《形容動詞「け(異)なり」の形容詞化。中世・近世語》そうありたく思うさま。うらやましい。「みなみなの鞠(まり)の音を聞けば、—・い程に」〈虎明狂・鞠座頭〉
うしろ‐ぐら・い【後ろ暗い】
[形][文]うしろぐら・し[ク] 1 他人からとがめられるようなやましいことをしている。また、やましさを感じている。「何も—・いところはない」 2 心に裏表があるようにみえる。二心があるようだ。...
心(こころ)広(ひろ)く体(たい)胖(ゆたか)なり
《「大学」から》心にやましいことがなければ、それにつれて身体もまたのびやかである。
心(こころ)に鬼(おに)を作(つく)・る
1 恐怖のあまり無用な想像をする。「—・りて、左右なく近づかず」〈古活字本保元・下〉 2 やましいことがあって悩む。「隠れみのうき名を隠すかたもなし—・る身なれど」〈新撰六帖・五〉
辛気(しんき)が湧(わ)・く
じれったくて我慢できなくなる。「辛気の湧くほどうらやましい」〈浄・淀鯉〉
人(ひと)の花(はな)は赤(あか)い
他人の物はなんでもよく見えるしうらやましいものであるというたとえ。隣の花は赤い。