よそ‐じ【四十/四十路】
1 40歳。しじゅう。→十路 2 40。しじゅう。よそ。「仮名の—余り七文字の内を出でずして」〈千載・序〉
よそ‐ながら【余所乍ら】
[副]遠く離れていながら。直接に関係はしないで。また、かげながら。それとなく。「—成長を見守る」「—忠告する」
余所(よそ)に◦する
おろそかにする。また、無視する。「親の心配を—◦して遊び歩く」
余所(よそ)に◦見(み)る
自分とは関係のないものとして、放っておく。「試験に関係のない事なら、どうなとなれと—◦見て」〈二葉亭・平凡〉
余所(よそ)の見(み)る目(め)
関係のない第三者が見ること。はため。「—も哀れなり」〈浄・矢口渡〉
よそ‐びと【余所人】
関係のない人。他人。「この中納言を—に譲らむが口惜しきに」〈源・早蕨〉
よそ‐ほか【余所外】
《同じ意味の「よそ」と「ほか」を重ねて強めた語》全く関係のない所。また、全く関係のないこと。「迚(とて)も—の小供では続かないが」〈二葉亭・浮雲〉
よそ‐み【余所見】
[名](スル) 1 よそを見ること。わきみ。よそめ。「—してはいけません」 2 見て見ないふりをすること。「汝が禍を—するに忍びず」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 3 「余所目(よそめ)1」に同じ。「...
よそ‐みみ【余所耳】
よそながら聞くこと。それとなく聞くこと。「夫婦仲のよいのは…よそ目—にもわるくないもの」〈蘆花・思出の記〉
よそ‐め【余所目】
1 よそから見たところ。はたの見る目。よそみ。「—をはばかる」「—には楽に見える仕事」 2 よそのことのように見ること。傍観すること。「自分で拵えた此一場の架空劇を—に見て」〈漱石・明暗〉 3 ...