つが‐な・し
[形ク]これというわけもない。たわいない。つがもない。「恥も哀れもうち明けて、—・くこぼす正月の、涙も顔に憎からず」〈浄・寿の門松〉
とっこ
人をあざむいて物を取る者。かたり。「我々がものした物の分口(わけくち)取らうとは、…大胆な—め」〈浮・鬼一法眼虎の巻〉
ため【為】
1 利益があること。役立つこと。「—にならない本」「子供の—を思う」 2 原因・理由。わけ。「雨の—に延期する」 3 目的や期待の向かうところ。「健康の—に運動をする」 4 一定の関係のあること...
だ‐もんだから
[接]《「だものだから」の音変化》というわけで。だから。「同じ年代がそろった。—話がはずんでね」
たまより‐ひめ【玉依姫】
《「たまよりびめ」とも》 神霊を宿す女性。巫女(みこ)などの称。 日本神話で、海の神の娘。鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の妃となり、神日本磐余彦尊(かんやまといわれびこのみこ...
堪(たま)るものか
(動詞の連用形に接続助詞「て」の付いた形を受けて)そのようなことが起こるはずがない。そのような状態のままにしておくわけにはいかない。「幽霊などいて—」「へこたれて—」
たま‐ぼうき【玉箒】
1 「たまばはき」に同じ。「憂を掃う—と云う訳(わけ)かね」〈蘆花・黒潮〉 2 タムラソウの別名。
だるま‐うた【達磨歌】
禅問答のように、わけのわからない歌のこと。特に藤原定家らの新傾向の歌風をあざけっていった呼称。
たね‐ぎれ【種切れ】
品物・材料などがなくなること。「言いわけはもう—だ」
たば・る【賜ばる/給る】
[動ラ四] 1 「もらう」「受ける」などの意の謙譲語。いただく。頂戴する。たまわる。「我が君にわけは恋ふらし—・りたる茅花(つばな)を食(は)めどいや痩(や)せに痩す」〈万・一四六二〉 2 神の...