こ‐い【故意】
1 わざとすること。また、その気持ち。「—に取り違える」 2 私法上、自分の行為から一定の結果が生じることを認容しながら行為に出る心情。刑法上は、罪となる事実を認識し、かつ結果の発生を意図または...
鯖(さば)を読(よ)・む
《一説に魚市で鯖を数えるとき、わざと急いでその数をごまかすといわれるところから》実際より多く言ったり少なく言ったりして数をごまかす。「—・んで四、五歳若く言う」
じ‐しょう【自傷】
[名](スル)自分で自分のからだをわざと傷つけること。
くも‐い【雲居/雲井】
《「居」はすわるの意。「井」は当て字》 1 雲のある場所。雲のたなびいている所。大空。「みずからを—のひばりに比べ」〈倉田・愛と認識との出発〉 2 雲。「はしけやし我家(わぎへ)の方よ—立ち来(...
白(しら)を切(き)・る
わざと知らないふりをする。しらばくれる。「見たこともないと、あくまで—・る」
しら‐ばく・れる
[動ラ下一]知っていて知らないさまを装う。しらばっくれる。「わざと—・れて言う」
しらが・う
[動ハ四](他の動詞の連用形に付いて用いられる) 1 わざと知れるようにする。目立つように振る舞う。「童一人ぞとどまりて、見え—・ひ歩きける」〈平中・二二〉 2 争ってする。「羅刹(らせつ)、奪...
しら‐ばけ【白化け】
[名・形動]《近世語》 1 わざとありのままに言うこと。また、そのさま。「只—に放下師までも品玉とる種の行所をさきへ見せ」〈浮・織留・一〉 2 そらぞらしく化けること。そらとぼけること。また、そ...
しょうべん‐ぐみ【小便組】
近世、支度金を受けて妾(めかけ)奉公に出ておいて、わざと寝小便をして縁を切らせるように仕向ける、一種の詐欺行為。また、そういう行為をする女。
しわ‐ぶき【咳き】
[名](スル) 1 せきをすること。また、せき。「病室から軽い—が漏れる」 2 わざとせきをすること。せきばらい。「メエルハイムは—して語りいでぬ」〈鴎外・文づかひ〉