わり‐ち【割地】
1 区分した土地。 2 江戸時代、一村の耕作地を一定期間ごとに分割して村民に割り当て、期間が来ると割り当てなおす習慣。年貢負担の均等化などのために行われた。地割り。割り替え。
わり‐ちゅう【割(り)注/割り註】
本文中に、2行にして組み込んだ注釈や解説。
わり‐つぎ【割(り)接ぎ】
接ぎ木の一。台木に切り込みをつけ、くさび形に削った接ぎ穂を差し込んで固く縛り、活着させる方法。
わり‐つけ【割(り)付け】
印刷で、仕上がりの体裁を考えて、活字の大きさ・書体や字配り、図版・写真の寸法・配置などを指定すること。レイアウト。
わり‐つ・ける【割(り)付ける】
[動カ下一][文]わりつ・く[カ下二] 1 割り当てる。割り振る。「仕事を—・ける」 2 割り付けをする。「カットを体裁よく—・ける」 3 勢いよく断ちわる。「ずーんと脳を—・けると」〈円朝・真...
わり‐づか【割り束】
下端が二つに割れて人字形をした束。法隆寺金堂などにみられる。
わり‐と【割と】
[副]「割に」に同じ。「病み上がりにしては—元気だ」「—うまい」
わり‐どこ【割り床】
一室を屏風(びょうぶ)などで仕切って、二組み以上の寝床をこしらえること。また、その寝床。「そんな手合(てあひ)と—はあやまる」〈滑・膝栗毛・四〉
わり‐な・い【理無い】
[形][文]わりな・し[ク]《「割り無い」で、理性や道理では計り知れない意》 1 理屈や分別を超えて親しい。非常に親密である。多く、男女関係についていう。「いつしか—・い仲になる」 2 道理に合...
わり‐に【割に】
[副]思ったよりも。比較的。わりあい。わりと。「値段が—安い」「—こまめな男だ」