ひがしやま‐ごぶんこ【東山御文庫】
京都御所にある文庫。歴代天皇の宸翰(しんかん)類や古記録など、平安時代以降皇室に伝わる典籍を所蔵。宮内庁の所管。東山文庫。
ほうさ‐ぶんこ【蓬左文庫】
尾張徳川家の文庫。名古屋市東区にあり、藩主徳川義直の集書や藩校明倫堂の蔵書などを所蔵。現在、名古屋市が保管。
あさくさ‐ぶんこ【浅草文庫】
明治8年(1875)に浅草蔵前に設けられた官立の公開図書館。昌平坂学問所・和学講談所などの蔵書約11万冊を受け継いだもので、現在、その大部分は国立公文書館内閣文庫に保存。 江戸時代、浅草に居...
がらくたぶんこ【我楽多文庫】
硯友社(けんゆうしゃ)の機関誌。明治18年(1885)創刊。同22年廃刊。同人の小説・短歌・詩などを掲載。近代日本文学最初の文芸雑誌であり同人雑誌でもある。
て‐ぶんこ【手文庫】
手もとに置いて、手紙や書類などを入れる小箱。
カセット‐ぶんこ【カセット文庫】
ある作家の小説や随筆などの朗読をカセットテープに録音したもの。元来は、商標名。
しゃかはっそうやまとぶんこ【釈迦八相倭文庫】
合巻。58編。万亭応賀作。2世歌川豊国・2世歌川国貞・惺々(せいせい)暁斎画。弘化2〜明治4年(1845〜71)刊。釈迦が1代に示現した八相を平易な読み物に翻案したもの。
いろはぶんこ【いろは文庫】
人情本。18編54冊。為永春水著。5編以降は2世為永春水著。渓斎英泉ほか画。天保7年〜明治5年(1836〜72)刊。忠臣蔵の物語を世話物の講談風に書きかえたもので、作中人物の会話はすべて江戸末期...
もみじやま‐ぶんこ【紅葉山文庫】
江戸時代、徳川氏の文庫。初め、徳川家康が江戸城内富士見亭に設けて富士見亭文庫と称したが、3代将軍家光の時に城内西の丸の紅葉山に移して改称。蔵書の大部分は現在国立公文書館内閣文庫に所蔵。
あおぞら‐ぶんこ【青空文庫】
インターネットを利用して無料で公開されている電子図書館。著作権の切れた作品や作者から無償で提供された作品などを電子化。テキスト形式、XHTML形式などで読める。