えん‐や【艶冶】
[名・形動]なまめいて美しいこと。また、そのさま。「観世音や弥勒菩薩の—な尊容に」〈谷崎・二人の稚児〉
えん‐やく【延約】
江戸時代の国学の用語。延言(えんげん)と約言(やくげん)。
えんや‐こりゃ
[感]力を入れて重い物を動かすときの掛け声。特に、地固めのときなどに発する。
えん‐やす【円安】
外国為替相場で、円貨が外国通貨に対して相対的に価値が低いこと。⇔円高。
えんや‐はんがん【塩谷判官】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。浅野長矩(ながのり)に擬せられる。吉良義央(きらよしなか)をモデルとする高師直(こうのもろなお)を、殿中で刃傷(にんじょう)した罪で切腹。
えん‐やら
[感]重い物を押したり引いたりするときの掛け声。えんやらや。
えんやらやっ‐と
[副]ようやくのことで。やっとのことで。「—持ち上げる」
えん‐ゆ【縁由】
⇒えんゆう(縁由)
えん‐ゆう【円融】
《連声(れんじょう)で「えんにゅう」とも》仏語。それぞれの事物が、その立場を保ちながら一体であり、互いにとけ合っていて障りのないこと。
えん‐ゆう【宴遊】
酒宴を開いて楽しむこと。