スピン【spin】
[名](スル) 1 回転すること。旋回すること。「凍結路で車が—する」 2 フィギュアスケートで、氷上の一点で体の中心線を軸としてこまのように体を回転させること。ジャンプなどとともに、採点要素の...
スピン‐じきりょうしすう【スピン磁気量子数】
素粒子の固有の角運動量(スピン角運動量)のZ軸成分を特徴づける量子数。スピン量子数をsとすると、スピン磁気量子数の値は、−sからsまでの整数または半整数の値をとる。
スピン‐グラス【spin glass】
スピンをもつ磁性原子が、常磁性原子の中にでたらめな方向を向いたまま固定された物質。スピンが固定された状態を非晶質のガラスになぞらえたもの。
フント‐の‐きそく【フントの規則】
基底状態にある原子の電子配置を決める規則の一つ。原子内に同じエネルギーを持つ電子軌道が複数ある場合、各軌道に、同じ向きのスピンを持つ電子が1つずつ入った後に、逆向きのスピンを持つ電子が入る、とい...
ビールマン‐スピン【Biellmann spin】
フィギュアスケートで、アップライトスピンの一。体の後方にある脚が頭上まで伸び切るというアクロバット的なスピン。スイスの選手デニス=ビールマンの名にちなむ。
そうたいろんてき‐りょうしりきがく【相対論的量子力学】
特殊相対性理論を満たすよう、ローレンツ変換に対して不変な量子力学。粒子のスピンが零の場合はクライン‐ゴルドン方程式として、またスピン1/2の電子の場合はディラックの方程式として定式化された。広義...
スキルミオン【skyrmion】
《「スカーミオン」とも》物質中の電子のスピンが形成する渦状の磁気構造。物性物理学や量子力学の分野で、渦が粒子のように振る舞う準粒子として扱われる。トポロジカル数というスピンの巻き数に相当する物理...
スピントロニクス【spintronics】
電子がもつ電荷とスピンの両方の特性を電子工学の分野に応用する技術や工学。スピンとエレクトロニクスを組み合わせた造語。主な応用例として、巨大磁気抵抗効果やトンネル磁気抵抗効果を利用したハードディス...
シーソー‐きこう【シーソー機構】
ニュートリノがもつ、ゼロではない、ごくわずかな質量を説明するために考案された理論の一。現在観測されているニュートリノはすべて左巻きのスピンをもつ。これらの軽いニュートリノとバランスをとるために、...
スピンアウト【spinout】
1 個人あるいは複数の仲間がある組織からとび出し、独立の小規模組織をつくること。スピンオフ。 2 自動車がスピンして道路から外に出ること。