がび‐がび
[名・形動]水分や脂気が抜け、ひどく乾いてこわばった状態になるさま。また、そうなったもの。「鼻をかみすぎて鼻の下が—になる」「赤ん坊の顔に—ができる」
かす‐か【幽か/微か】
[形動][文][ナリ] 1 やっと感じ取れる程度であるさま。はっきりとは認められないさま。「—な物音」「—な記憶」 2 生活ぶりなど弱々しく、細々としたさま。「わずかな収入で—に日を送る」 3 ...
かしま‐こう【鹿島港】
茨城県南東部、鹿島灘に面する港。鹿嶋・神栖(かみす)の2市にまたがり、管理者は茨城県。昭和44年(1969)開港で、国際戦略港湾の一。沿岸からY字形に堀り込まれた形をしており、周辺部とともに鹿島...
がま【蒲/香蒲】
《古くは「かま」》ガマ科の多年草。池や沼の岸辺に群生。高さ1〜2メートル。根茎は白く、泥中をはう。葉は線形で厚く、茎より高く伸びる。夏、黄色の雄花が上部に、緑褐色の雌花が下部についた円柱形の花穂...
かかん【花冠】
呉茂一によるギリシャ叙情詩の訳詩集。昭和22年(1947)みすず書房より刊行。昭和48年(1973)、紀伊国屋書店から刊行された版により、同年、第10回日本翻訳文化賞を受賞。
かがやくひ‐の‐みや【輝く日の宮】
《古くは「かかやくひのみや」》 源氏物語の登場人物、藤壺(ふじつぼ)の異称。 源氏物語の第1巻桐壺(きりつぼ)の異称。 丸谷才一の長編小説。源氏物語の幻の巻、「輝く日の宮」成立の謎を巡る文...
がく【額】
1 数量。特に、金銭の量。「賠償金の—」「—を上積みする」 2 物の量。「生産の—」 3 書画を枠に入れて室内の壁などに掛けておくもの。また、その枠。額縁(がくぶち)。 4 紋所の名。3を図案化...
かけ‐お【掛緒/懸緒】
1 冠や烏帽子(えぼし)をあごの下で結び留めるひも。 2 鎧(よろい)の袖につけて肩上(わたがみ)の袖付けの緒につなぎかけるひも。 3 掛け軸や御簾(みす)などを掛けるため、その上部につけてある...
かげ‐うた【陰唄】
歌舞伎で、幕開きのときや役者が出入りするときなどに、舞台下手の黒御簾(くろみす)の内で三味線に合わせてうたう歌。下座唄(げざうた)。
かべ‐しろ【壁代】
1 宮殿などで、母屋(もや)と庇(ひさし)との間を隔てるため、壁の代わりに長押(なげし)から御簾(みす)の内側に垂らす絹・綾などのとばり。 2 ⇒壁下地(かべしたじ)