いっ‐しき【一式】
《「一色(いっしき)」と同語源》 1 ひとそろい。「礼装—」「工具—」 2 物事の全部。一切(いっさい)。「家財道具—を売り払う」
いっしん‐きょう【一神教】
一切を創造して支配する唯一絶対の神のみを認めて信仰する宗教。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教など。唯一神教。→多神教
いっしん‐さんがん【一心三観】
天台宗の観想法。一切の存在には実体がないと観想する空観(くうがん)、それらは仮に現象していると観想する仮観(けがん)、この二つも一つであると観想する中観(ちゅうがん)を、同時に体得すること。円融三観。
いっ‐せつ【一切】
[副]「いっさい(一切)」に同じ。「—存ジマセン」〈和英語林集成〉
いっぱん‐しょく【一般職】
1 企業で、主に一般業務に当たる職。原則として転勤はないが、昇進は限られる。→総合職 2 国家公務員・地方公務員において、国会議員・裁判官・国務大臣など特別職を除く一切の職。→特別職 3 平成2...
いっ‐ぴつ【一筆】
1 1本の筆。 2 墨継ぎをしないで一気に続けて書くこと。ひとふで。 3 簡単な手紙や文章を書くこと。また、その手紙や文章。「—認(したた)める」 4 土地登記簿上の一区画。→合筆(がっぴつ) ...
いな・ぶ【否ぶ/辞ぶ】
《感動詞「いな」の動詞化》 [動バ上二]断る。否定する。辞退する。いなむ。「人のいふことは強うも—・びぬ御心にて」〈源・末摘花〉
[動バ四]
に同じ。「蔵人、定めて一切は—・ばむずらんと思ひ...
いれ‐ぶつじ【入れ仏事】
1 費用を出して、一切を寺に任せて営む法事。「すぐに菩提寺に詣で、—の供養」〈浮・新色五巻書・一〉 2 費用を出すだけで、利益の戻らないこと。むだな出費。「判を押させた百両の金も養家へ—」〈人・...
いんだら‐もう【因陀羅網】
帝釈天(たいしゃくてん)の宮殿を飾る網。その無数の結び目一つ一つに珠玉があり、互いに映じあうことから、一切のものが互いに障害とならずに関連しあうことにたとえる。帝網。
いん‐の‐べっとう【院の別当】
院の庁の長官。院中における一切を統轄した。