いち‐もく【一目】
[名](スル) 1 ただちょっと見ること。一見。「—して状況を把握する」 2 ひとめに見渡すこと。一望。「洛陽の平原は—の中に落ちて」〈蘆花・思出の記〉 3 碁盤上の一つの目。また、1個の碁石。...
一目(いちもく)置(お)・く
《囲碁で弱い者が先に一つ石を置いて勝負を始めるところから》自分より相手が優れていることを認め、一歩を譲る。強めて「一目も二目も置く」ともいう。「だれもが—・く人物」
いちもく‐きんこうひょう【一目均衡表】
株式や為替の相場をテクニカル分析するためのチャートの一。移動平均などから計算した四つの線、当日の終わり値を過去にずらした線、蝋燭足などから値動きを予想する。売りと買いの均衡が崩れたとき、その方向...
いちもく‐さん【一目散】
(多く「一目散に」の形で副詞的に用いる)わき目もふらずに走ること。一散(いっさん)。「—に逃げる」「—に駆けだす」
いちもく‐じゅうぎょう【一目十行】
ひとめで10行も読み下すこと。読書力のすぐれていること。
一目(いちもく)も二目(にもく)も置(お)・く
「一目置く」を強めていう語。「世間から—・かれる傑物」
いちもく‐りょうぜん【一目瞭然】
[形動][文][ナリ]ひと目見ただけではっきりとわかるさま。「グラフにすれば—だ」
ひと‐め【一目】
1 一度だけ、または、ちょっとだけ見ること。「—見て気に入る」「—で正体を見破る」 2 一度に広い範囲を見渡すこと。「町が—で見渡せる」 3 目の中いっぱい。「涙を—受けて見おこせ給へる」〈源・須磨〉
ひとめ‐せんぼん【一目千本】
千本の桜が一目で見渡せる所。特に、奈良県吉野山の桜を見るのに絶好の場所をいう。
ひとめ‐ぼれ【一目惚れ】
[名](スル)一度見ただけで好きになること。「受付嬢に—する」