あげ‐まい【上米】
江戸時代、幕府の財政窮乏を救うための政策。享保7〜16年(1722〜1731)に実施。大名から石高1万石について百石ずつの米を上納させ、代わりに、諸大名が参勤交代で江戸に在住する期間を半年に短縮した。
あこう【赤穂】
兵庫県南西端の市。千種(ちくさ)川河口にある。もと浅野・森氏の城下町。赤穂義士ゆかりの史跡が多い。赤穂塩の産地。人口5.1万(2010)。
あこぎ‐やき【阿漕焼】
三重県津市から産する陶器。万古(ばんこ)焼の分派である安東(あんとう)焼を、嘉永6年(1853)再興したのが始まり。
あ‐ご【網子】
網を引く人。あみこ。「網引(あび)きすと—ととのふる海人(あま)の呼び声」〈万・二三八〉
あごん【阿含】
《(梵)āgamaの音写。来ることの意》 1 《万法の帰するところの意から》釈迦の説いた教え。経典。 2 小乗仏教の異称。
あさか【朝霞】
埼玉県南部の市。もと川越街道の膝折(ひざおり)宿として栄えた。第二次大戦後は住宅都市として発展。自衛隊駐屯地がある。人口13万(2010)。
あさ‐かげ【朝影】
1 朝日の光。「—にはるかに見れば山のはに残れる月もうれしかりけり」〈宇津保・春日詣〉 2 朝、水や鏡などに映った姿。「—見つつをとめらが手に取り持てるまそ鏡」〈万・四一九二〉 3 《朝日が人影...
あさか‐の‐うら【浅香の浦】
大阪府堺市東部の浅香山町付近の古称。[歌枕]「夕さらば潮満ち来なむ住吉の—に玉藻刈りてな」〈万・一二一〉
あさか‐やま【安積山/浅香山】
福島県郡山市日和田にある山。葛城王(かずらきのおおきみ)と采女(うねめ)との伝説で知られる。同市片平の額取(ひたとり)山とする説もある。[歌枕]「—影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾が思はなくに」〈...
あさがお‐の【朝顔の】
[枕]朝顔の花は「穂(ほ)に咲き出(い)づ(=目立つように咲き出る)」意から、「穂」にかかる。「—穂には咲き出(で)ぬ恋もするかも」〈万・二二七五〉