さんごく‐じん【三国人】
「第三国人」に同じ。
さんごくつうらんずせつ【三国通覧図説】
江戸後期の地誌。1巻。林子平著。天明5年(1785)成立。翌年刊。日本本土と琉球・朝鮮・蝦夷(えぞ)3国および小笠原諸島の地図5枚と、その解説書とからなる。海防思想の普及に貢献したが、のち禁書・...
さんごく‐でんらい【三国伝来】
インドから中国または朝鮮半島を経て日本に伝わってきたこと。三国相伝。「—の文化」
さんごく‐どうめい【三国同盟】
1882年に成立したドイツ・オーストリア・イタリア3国の軍事同盟。第一次大戦の初めに、イタリアが協商国側についたため解消された。→三国協商 ⇒日独伊三国同盟(にちどくいさんごくどうめい)
さんごく‐ぶそう【三国無双】
日本・中国・インドの三つの国を通じて並ぶものがないこと。この世で比べるもののないこと。「—の大伽藍」〈謡・笠卒都婆〉
さんごくぶっぽうでんずうえんぎ【三国仏法伝通縁起】
鎌倉時代の仏教書。3巻。凝然(ぎょうねん)著。応長元年(1311)成立。インド・中国・日本における各宗の伝播(でんぱ)状況を概説した仏教通史。
みくに‐かいどう【三国街道】
関東と越後を結ぶ江戸時代からの街道。ほぼ現在の国道17号にあたる。中山道の群馬県高崎から分かれ、三国峠を越えて長岡に至る。
みくに‐さんみゃく【三国山脈】
新潟・群馬県境を南西に走る山脈。丹後山・谷川岳・三国山などがあり、最高峰は南部の白砂山(しらすなやま)で、標高2140メートル。
みくに‐とうげ【三国峠】
群馬・新潟県境にある峠。標高1244メートル。三国街道の要地。現在は下のトンネルを国道17号が通る。
みくに‐ぶし【三国節】
福井県の民謡で、坂井市三国港近辺に伝わる盆踊り歌。宝暦11年(1761)三国神社建立の際の地固めの作業歌に始まるという。