さんさい‐ばおり【三斎羽織】
筒袖で、背縫いの裾が割れている陣羽織。細川忠興の創案という。
さんさい‐ぼり【三斎彫】
細川忠興が余技として刀剣の柄頭(つかがしら)や鐔(つば)に施した飾り彫り。
さんさい‐りゅう【三斎流】
茶道の流派の一。細川忠興を開祖として、江戸初期に成立。
さん‐さがり【三下り】
三味線の調弦法の一。本調子の第3弦を1全音(長2度)下げたもの。粋(いき)や艶(つや)を表し、長唄・小唄に多く用いる。
さん‐さく【三作】
有名な三人の刀工、粟田口吉光・岡崎正宗・郷義弘。また、その刀剣。→奈良三作
さん‐さく【三朔】
「三朔日(さんついたち)」に同じ。
さんさ‐しんけい【三叉神経】
延髄から出て、眼神経・上顎(じょうがく)神経・下顎神経の三つに分かれる神経。第五脳神経で、顔面の知覚、咬筋(こうきん)の運動をつかさどる。
さんさしんけい‐せつ【三叉神経節】
三叉神経の感覚神経の細胞体が集まっている部分。側頭骨の錐体先端部に位置し、眼神経・上顎神経・下顎神経に分岐する。
さんさ‐しんけいつう【三叉神経痛】
三叉神経の分布領域に生じる痛み。顔半面にみられ、針を刺すような激しい痛みで、俗に顔面神経痛という。
さんさ‐ろ【三叉路】
三つまたに分かれている道。Y字路。