さん‐びょうどうかん【三平等観】
密教の観法で、人間の身・口・意の三業(さんごう)は仏の三密にかなって修められ、また、その隠された本性では仏の身・口・意の三業と同じであるから、衆生の三業に仏の三密が加わり即身成仏の悟りとなるとい...
さんびょう‐ルール【三秒ルール】
1 バスケットボールの時間制限の一。攻撃側の選手が、相手のゴールに近い制限区域内に3秒を超えてとどまってはいけないというもの。バイオレーション(違反)の対象となる。 2 俗に、食べ物を床などに落...
さんビー‐せいさく【三B政策】
19世紀後半から第一次大戦まで、ドイツのとった中近東に対する帝国主義的政策。ベルリン(Berlin)・ビザンチウム(Byzantium)・バグダッド(Baghdad)の3都市を結ぶ鉄道を敷設し、...
さん‐ぴ【三碑】
日本で代表的な三つの古い石碑。陸前の多賀城碑、上野(こうずけ)の多胡碑(たごのひ)、下野(しもつけ)の那須国造(なすのくにのみやつこ)の碑。
⇒上野三碑(こうずけさんぴ)
さん‐ぴつ【三筆】
三人の能書家。 平安初期の嵯峨天皇・橘逸勢(たちばなのはやなり)・空海。
世尊寺流の三筆として、藤原行成・藤原行能・藤原行尹(ゆきただ)。
寛永の三筆として、近衛信尹(このえのぶただ)・本...
さん‐ぴん【三一】
《「ぴん」は、(ポルトガル)pinta(点の意)の音変化か》 1 二つのさいころに三と一の目が出ること。 2 「三一侍(さんぴんざむらい)」の略。 3 「三一奴(さんぴんやっこ)」の略。
さん‐ぴん【三品】
1 三つの品物。 2 書画にそなわるべき三つの品位。神品・妙品・能品。 3 男子の志すべき三つの品位。道徳・功名・富貴。 4 商品取引市場で、綿花・綿糸・綿布のこと。
さんぴん‐ざむらい【三一侍】
《1年間の扶持が3両1分であったところから》江戸時代、身分の低い武士を卑しんでいう語。三一奴(さんぴんやっこ)。
さんぴん‐やっこ【三一奴】
「三一侍(さんぴんざむらい)」に同じ。
さん‐ふきょ【三不去】
中国古代や日本の律令制で、妻を離別してはならないとされた三つの場合。帰る家のない場合、舅(しゅうと)・姑(しゅうとめ)の喪を果たした場合、貧賤であった夫が富貴になっている場合。