のぼり‐づき【上り月】
秋、新月から満月へ、しだいに満ちていく月。《季 秋》⇔降(くだ)り月。
上(のぼ)りての世(よ)
過去にさかのぼっての世。昔。「—を聞き合はせ侍らねばにや」〈源・若菜下〉
のぼり‐ふじ【昇藤】
ルピナスの別名。
のぼり‐ぶね【上り船】
1 川上へさかのぼる船。 2 地方から上方(かみがた)へ向かう船。
のぼり‐やな【上り梁】
アユなど川をさかのぼる魚を捕るために、川下に向けて仕掛けた梁。《季 春》「淀川や舟みちよけて—/王城」
のぼり‐れっしゃ【上り列車】
その線区で上りの方向に走る列車。のぼり。⇔下り列車。
のぼ・る【上る/登る/昇る】
[動ラ五(四)] 1 下から上へ、低い所から高い所へ移る。⇔下る。 ㋐他より一段と高い所へ移り進む。「山に—・る」「演壇に—・る」 ㋑そこを通って高い所に行く。「坂道を—・る」 ㋒川の上流へ向か...
へ【上】
上。表面。「いかにあらむ日の時にかも声知らむ人の膝の—我が枕かむ」〈万・八一〇〉
ほ‐つ‐え【上枝/秀つ枝】
《「つ」は「の」の意の格助詞》上の方の枝。⇔下枝(しずえ)。「わが園の梅の—に鶯(うぐひす)のねになきぬべき恋もするかな」〈古今・恋一〉