しるまし【怪/徴】
奇怪な前兆。不吉な前触れ。「今是の—を視るに、甚だかしこし」〈仁徳紀〉
ぜん‐ちょう【前兆】
何かが起こる前に現れるしるし。まえぶれ。きざし。「噴火の—」「不吉な—」
力(ちから)及(およ)ばず
1 努力したが願いや思いがかなわない。力が足りない。「—落第してしまった」 2 他に適当な方法がない。しかたがない。やむを得ない。「不吉なりとてしきりに辞し申しけれども、勅命なれば—」〈平家・六〉
なげ‐ぐし【投げ櫛】
櫛を投げること。また、その櫛。絶縁することや不吉なものを意味するとして忌み嫌った。「あきれてとんと—は、別れの櫛とて忌むことを」〈浄・油地獄〉
はぐん‐せい【破軍星】
北斗七星の第七星、柄の先端にあたる星。陰陽道(おんようどう)では、その星の指し示す方角を万事に不吉として忌んだ。破軍。
は・す【破す】
[動サ変] 1 破る。こわす。「不吉祥を—・して吉祥と成しぬ」〈今昔・一・六〉 2 他の説を言い破る。論破する。「邪見を—・すべし」〈三帖和讃〉
はっぽう‐ふさがり【八方塞がり】
1 陰陽道(おんようどう)で、どの方角に向かって事を行っても、不吉な結果が予想されること。 2 どの方面にも差し障りがあって、手の打ちようがないこと。
ふ【不】
[音]フ(呉) ブ(慣) [訓]ず [学習漢字]4年 〈フ〉 1 否定を表す語。…しない。…でない。「不安・不意・不可・不快・不義・不吉・不朽・不幸・不在・不実・不順・不信・不振・不正・不足・...
ふ‐しょう【不祥】
[名・形動] 1 不吉であること。また、そのさま。「—な(の)言葉を避ける」 2 運の悪いこと。不運。「極めて—にも値(あひ)ぬるかな」〈今昔・一九・一四〉
まが‐ごと【禍事/禍言】
《「まがこと」とも》凶事。災難。また、不吉な言葉。「天(あめ)のまがつひといふ神の言はむ—に」〈祝詞・御門祭〉