よこ‐だおし【横倒し】
《「よこたおし」とも》 1 横に倒すこと。また、横に倒れること。「電車が脱線して—になる」 2 レスリングで、反動を利用して相手を抱き込み、頭と両足とでからだを弓なりにさせて相手をあおむけにする...
よ‐ごも・る【世籠もる】
[動ラ四] 1 年が若く、将来性に富む。「少し—・りたる程にて、深山隠れには心苦しく見え給ふ人の御上を」〈源・総角〉 2 まだ世間を知らないでいる。「いまだ—・りておはしける時」〈大鏡・陽成〉
よごれ‐やく【汚れ役】
演劇・映画などで、落ちぶれた人や、犯罪者・娼婦など、世間から好ましくないと思われている人物を演じる役。
よすて‐びと【世捨て人】
俗世間との関係を絶った人。僧侶や隠者など。
よ‐せかい【世世界】
世の中。世間。「嫁の年よりは先ず親の身代を聞こうと云う—だもの」〈風葉・深川女房〉
よそ‐ぎき【余所聞き】
よそごととして聞くこと。また、人の聞こえ。世間の評判。「—に年し経ぬれば疎からず心慣れても頼まるるかな」〈輔親集〉
よ‐づ・く【世付く】
[動カ四] 1 世情に通じる。世慣れる。「かく—・きて物し給ふなる、よろこび申さむ」〈宇津保・国譲中〉 2 男女間の情を知るようになる。色気づく。「この君や—・いたる程におはする」〈源・若紫〉 ...
よ‐なみ【世並み】
1 世の中の習わしどおりであること。世間なみ。「長崎屋—にて百両取ってしめ」〈浮・二十不孝・一〉 2 物事の成り行きや進みぐあい。「—の悪い疱瘡(はうさう)に」〈浄・博多小女郎〉
よ‐な・れる【世慣れる/世馴れる】
[動ラ下一][文]よな・る[ラ下二] 1 世間の事情に通じている。世故にたける。「—・れた物腰」 2 異性との交際に通じている。「怪しく様変はりて—・れたる人ともおぼえねば」〈源・夕顔〉
世(よ)に在(あ)・り
1 この世に生きている。生存している。また、この世に生き長らえる。「—・るまじき心地のしければ」〈竹取〉 2 世間に認められる。「—・る僧どもの」〈宇治拾遺・一五〉