きゅう‐えん【久遠】
⇒くおん(久遠)
く‐おん【久遠】
《「きゅうえん」とも》 1 仏語。長く久しいこと。遠い過去または未来。 2 ある事柄がいつまでも続くこと。永遠。「—の理想」
くおん‐ごう【久遠劫】
仏語。きわめて遠い過去。
くおん‐じ【久遠寺】
山梨県南巨摩(みなみこま)郡身延(みのぶ)町にある日蓮宗の総本山。山号は身延山、院号は妙法華院。文永11年(1274)入山した日蓮のために波木井実長(はきいさねなが)らが西谷に小庵をつくったのに...
くおん‐じつじょう【久遠実成】
仏語。法華経(ほけきょう)思想の一。釈迦仏がこの世に生まれたのは仮の姿にすぎず、永遠の昔に悟りを開き成仏して限りない時間を人々の教化に尽くしてきたと説くもの。久成正覚(くじょうしょうがく)。
くおん‐ぶつ【久遠仏】
仏語。永遠の昔から人々を教化してきた仏。久遠実成の仏。釈迦仏・阿弥陀仏のこと。