きゅう‐せつ【九折】
坂道などで、曲折が多いこと。つづらおり。「—の道」
きゅう‐せん【九泉】
《幾重にも重なった地の底の意》死後の世界。黄泉(こうせん)。よみじ。あの世。また、墓場。「兼ねては父祖の尸(かばね)を—の苔の下に羞(はづか)しむる恨みあり」〈太平記・四〉
きゅう‐ぞく【九族】
自分を中心に、先祖・子孫の各4代を含めた9代の親族。高祖父母・曽(そう)祖父母・祖父母・父母・自分・子・孫・曽孫・玄孫。一説に、父方の四、母方の三、妻方の二の九つの親族をいう。
きゅう‐だい【九大】
中国古代の自然観で、宇宙を構成する9要素。風・雲・雷・海・火・日・天・地・空。 「九州大学」の略称。
きゅうだん‐せん【九段線】
《Nine-dotted Line》中国が南シナ海での領有権を主張するため、地図上に独自に設定した9本の境界線。U字型の破線をなし、南シナ海のほぼ全域を囲む。その形から「U字線」「牛の舌」ともよ...
きゅう‐ち【九地】
きわめて低い所。地の底。⇔九天。「九天の上から—の底に落ちた気がした」〈魯庵・くれの廿八日〉
きゅう‐ちょう【九腸】
腸全体。はらわた。
きゅう‐ちょう【九重】
1 いくえにも重なること。「錦衣—」 2 宮中。宮廷。ここのえ。
九腸(きゅうちょう)寸断(すんだん)す
はらわたがずたずたに断ち切られるほど、つらく悲しい。断腸の思い。
きゅうちょう‐の‐てん【九重の天】
1 天の最も高い所。九天。 2 「九重2」に同じ。