ついぶ‐し【追捕使】
平安時代、治安を乱す者の逮捕・鎮圧に任命された官。国司・郡司の中から武勇の者が選ばれた。初め臨時の官であったが、のちには常置となった。
つき‐くず・す【突(き)崩す】
[動サ五(四)] 1 積み上げてあるものなどを突いて崩す。「積もった土砂を—・す」 2 進み入って相手方を乱れさせる。「敵の陣営を—・す」 3 弱点などをついて、確固としていると思われるものを乱...
とくていがいらいせいぶつひがい‐ぼうしほう【特定外来生物被害防止法】
《「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」の略称》生態系を乱す、人に害を与える、農林水産業に被害があるなどのおそれがある外国原産の生物を特定外来生物として指定し、飼養・栽培・保...
とり‐みだ・す【取(り)乱す】
[動サ五(四)] 1 だらしなく乱す。乱雑にする。また、取り散らかす。「服装を—・す」 2 心の落ち着きを失う。見苦しいようすをする。「人前で—・す」
とり‐みだ・る【取り乱る】
[動ラ四]心の落ち着きを失う。取り乱す。「朝廷(おほやけ)に数まへられ奉りては、また—・り暇(いとま)なくなどして」〈源・朝顔〉 [動ラ下二]「とりみだれる」の文語形。
どう【動】
[音]ドウ(慣) [訓]うごく うごかす ややもすれば [学習漢字]3年 1 位置や状態が移りかわる。うごく。「動静・動物・動揺/異動・移動・運動・活動・激動・鼓動・作動(さどう)・自動・振動・...
どや‐くや
《「とやくや」「どやぐや」とも》騒がしいこと。混乱すること。どさくさ。「今の—に、同道めが掴(つか)んで走った」〈浄・生玉心中〉
なき‐まど・う【泣き惑ふ】
[動ハ四]泣き悲しんで取り乱す。前後のわきまえもなく泣く。「さぶらふ人々の—・ひ、上も御涙のひまなく」〈源・桐壺〉
に・える【煮える】
[動ア下一][文]に・ゆ[ヤ下二] 1 鍋(なべ)などの水や汁が十分に熱せられ、中に入れた食物によく熱が通って食べられるようになる。「芋が—・える」 2 ㋐水に熱が加えられて熱い湯になる。沸騰す...
に‐しょう【二障】
仏語。悟りを妨げる二つの障害。心をかき乱す煩悩(ぼんのう)障と、正しい智慧が生じるのを妨げる所知障。