いなみ‐の【印南野】
兵庫県南部の加古川・明石川二流域にまたがる野。溜め池が多いことで有名。[歌枕]「—は行き過ぎぬらし天伝ふ日笠の浦に波立てり見ゆ」〈万・一一七八〉
うち‐た・てる【打(ち)立てる】
[動タ下一][文]うちた・つ[タ下二] 1 物事をしっかりと定める。確立する。「新記録を—・てる」 2 盛んに打つ。打ちまくる。「合図の鐘を—・てる」 3 物をしっかりと立てる。「中黒の旌(はた...
えしん‐りゅう【恵心流】
恵心僧都源信を祖とする天台宗の一学派。檀那(だんな)流とともに恵檀二流と称された。
えだん‐にりゅう【恵檀二流】
日本天台宗における恵心(えしん)流と檀那(だんな)流の二流。良源門下の源信と覚運をそれぞれ祖とする。
おの‐りゅう【小野流】
真言宗の事相(じそう)における東密二流の一。平安初期の僧聖宝(しょうぼう)を祖とし、その弟子仁海(にんかい)が山城国小野に曼荼羅(まんだら)寺(随心院の旧称)を建て、この流儀を広めた。→広沢流(...
さんぼういん‐りゅう【三宝院流】
真言宗醍醐派の一派。醍醐寺三宝院門跡初代勝覚を祖とする。東密根本十二流、小野六流、醍醐三流などの一。
さん‐りゅう【三流】
1 三つの流派。三派。 2 その分野で3番目に位置する等級。二流よりまた一段劣った、程度の低いものをいう。「—のホテル」
セカンド‐ベスト【second best】
最善ではないが、その次ではあること。次善。二流。
たいこ‐かた【太鼓方】
能楽の囃子方(はやしかた)のうち、太鼓を専門に受け持つ者。現在、観世・金春(こんぱる)の二流派がある。
だんな‐りゅう【檀那流】
檀那僧都覚運を祖とする天台宗の一学派。恵心流と共に恵檀二流と称された。