にんしょう‐ごび【人称語尾】
主語の人称に従って語形が変化する動詞の語尾。日本語にはこの現象はないが、インド‐ヨーロッパ語やセム語には多く見られる。
にんしょう‐だいめいし【人称代名詞】
代名詞の一。人物を指し示す代名詞。→人代名詞(じんだいめいし)
にん‐じ【人事】
人間に関すること。じんじ。「諸方の雲水の—の産を受けず」〈正法眼蔵・行持下〉
にん‐じ【人時】
⇒マンアワー
にん‐じゅ【人数】
1 「にんずう(人数)1」に同じ。「舎人、雑色—わづかに十四、五人」〈平家・一二〉 2 「にんずう(人数)2」に同じ。「金谷の宿に—を揃へ」〈浮・武家義理・一〉
にん‐じゅう【人中】
1 人間界。「最後の身に—に生まれて」〈今昔・一・二二〉 2 ⇒じんちゅう(人中)
にんじゅ‐だて【人数立て】
人員の配分。軍勢の手配。にんずだて。「主殿寮(とのもれう)—」〈徒然・二二〉
にん‐じょう【人定】
人が寝静まる時刻。今の午後10時ごろ。亥(い)の刻。じんじょう。じんてい。〈色葉字類抄〉
にん‐じょう【人情】
1 人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。「やすきにつくは—の常」 2 人としての情け。他人への思いやり。「—の厚い人」「—家」
にん‐じょう【人長】
宮中の御神楽(みかぐら)の舞人の長。行事の進行をつかさどり、舞もまう。巻纓(けんえい)の冠に老懸(おいかけ)をつけ、白い袍(ほう)を着て、榊(さかき)の枝を持つ。近衛の舎人(とねり)が務めた。ひ...